乳がんのトピックス
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アンスラサイクリン系抗がん剤はHER2陽性乳がんでより有効
アンスラサイクリン系抗がん剤はHER2陽性乳がんでより有効
HER2陽性乳がんにおいて、アンスラサイクリン系抗がん剤による術後化学療法は、アンスラサイクリン系抗がん剤以外の薬剤に比べ、無増悪期間は29％、生存期間は27％の改善が認められる。
結果はJournal of the National Cancer Institute2007年12月25日電子版に掲載。
背景：
アンスラサイクリン系抗がん剤は抗腫瘍性抗生物質の一種で、乳がんに対してはドキソルビシンやエピルビシンが使われている。
アンスラサイクリン系抗ガン剤は、乳がんの第一選択薬である。
アンスラサイクリン系抗がん剤は抗腫瘍性抗生物質の一種で、乳がんに対してはドキソルビシンやエピルビシンが使われている。
アンスラサイクリン系抗ガン剤は、乳がんの第一選択薬である。
方法：
研究では、8件の無作為化臨床試験において、アンスラサイクリン系抗がん剤による術後化学療法を受けた群と受けなかった群に分け、さらにHER2発現の状態によって、無増悪期間および生存期間を比較。
研究では、8件の無作為化臨床試験において、アンスラサイクリン系抗がん剤による術後化学療法を受けた群と受けなかった群に分け、さらにHER2発現の状態によって、無増悪期間および生存期間を比較。
結果：
HER2陽性の乳がん患者（1536人）のうち、
アンスラサイクリン系抗がん剤による治療を受けた患者では、アンスラサイクリン系抗がん剤以外の薬剤による治療を受けた患者に対するハザード比が、無増悪期間は0.71（95% 信頼区間0.61-0.83, P < .001）、生存期間は0.73（同0.62-0.85、P < .001）
一方、HER2陰性の乳がん患者（3818人）では、アントラサイクリン系抗がん剤の優越性は示されず、
無増悪期間のハザード比は1.00（同0.90-1.11、P = .75） 、生存期間も1.03（同0.92-1.16、P = .60）
HER2陽性の乳がん患者（1536人）のうち、
アンスラサイクリン系抗がん剤による治療を受けた患者では、アンスラサイクリン系抗がん剤以外の薬剤による治療を受けた患者に対するハザード比が、無増悪期間は0.71（95% 信頼区間0.61-0.83, P < .001）、生存期間は0.73（同0.62-0.85、P < .001）
一方、HER2陰性の乳がん患者（3818人）では、アントラサイクリン系抗がん剤の優越性は示されず、
無増悪期間のハザード比は1.00（同0.90-1.11、P = .75） 、生存期間も1.03（同0.92-1.16、P = .60）
投稿日時：2007.12.25(Tue) 12:00:00｜投稿者：machida